鳥インフルエンザの世界における流行状況(2010年11月)
2010年11月29日
在香港日本国総領事館
感染地域に渡航・滞在を予定されている方は、
家禽類や野鳥類への接触は避けてください。
1.最近の流行状況
2003年11月以来、アジア、欧州、中東、アフリカなどの広い地域において
高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)が発生しています。
現在も引き続き、世界各地で
トリからトリへの感染やトリからヒトへの感染が確認されていますので御注意ください。
最近の感染状況は以下のとおりです。
ヒトへのH5N1型鳥インフルエンザ感染状況
2010年3月8日以降、世界保健機関(WHO)は、
エジプト(カルユービーヤ県,カフルエルシェイク県,ダミエッタ県,ベニスエフ県,
ファイユーム県、カイロ県)において8人が感染(6人死亡)、
インドネシア(東ジャワ州,リアウ州,ジャカルタ特別州,中部ジャワ州,バンテン州,
西ジャワ州)において7人が感染(6人死亡)、
ベトナム(ハノイ,ビンズォン省、バックカン省)において4人が感染(1人死亡),
中国(湖北省)において1人が感染(1人死亡)、
カンボジア(プレイベーン県)において1人が感染(1人死亡)、
及び香港において1人が感染したことが確認された旨発表しました。
香港の感染例情報:http://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/bird.html#20101118
2.感染地域でトリに接触した日本人が、発熱や咳症状を発症して帰国した事例
(結果的にはH5N1型ウイルスに感染していなかった。)も確認されていますので、
鳥インフルエンザの発生国・地域では不用意にトリに近寄ったり触れたりせず、
衛生管理にも十分注意してください。
また、帰国時に高熱、咳症状がみられる場合には、検疫所の健康相談室にお申し出ください。
帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの保健所に相談し、
感染地域に渡航していた旨をお知らせください。
その他、感染地域滞在の注意事項については、
‘海外渡航者のための鳥インフルエンザに関するQ&A’を御参照ください。
http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html
3.各国・地域におけるヒトへの感染状況等の詳細については、
各在外公館のホームページを御参照ください。
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/(携帯版)
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
○国際獣疫事務局(OIE)
http://www.oie.int/eng/en_index.htm